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この場所の物語
明治用水が引かれて以来、この土地の水田は岡崎平野の中央でずっと稼いできたんですよね。かつて「日本デンマーク」と呼ばれた農業の記憶が、安城市歴史博物館の常設展示にそっと残っていて、イチジクや梨の産地として今もふだんの暮らしに農の気配がある。
デンソーをはじめとする自動車関連の工場が並ぶ一方で、平野の高低差がほとんどないから、自転車でどこへでも行けるぐあいの、すこし珍しい地形をしています。JR東海道本線と名鉄名古屋本線の駅が点在していて、名古屋にも豊田にも出やすい、その使いやすさが、ここで暮らすことの骨格になっている気がします。
アンフォーレという中心市街地の拠点施設には図書情報館が入っていて、PCを開いてもぼんやり本を読んでもいい時間がつくれるんです。安城産業文化公園デンパークには、農業先進国になぞらえた風車やハム工房があって、北京飯や和泉そうめんと並べてみると、この町が農業と工業をどちらも手放さずにきた、ちょっとふしぎでいいなあという積み重ねが見えてくる。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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