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愛知県東浦町

municipality

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愛知県 / 東浦町
この場所の物語

入海神社の境内の下に、縄文の貝塚が静かに眠っているんですよね。その事実だけで、この土地の時間の重なりかたが、ちょっとただごとじゃないな、と思うんです。

知多半島の付け根に位置する東浦町は、緒川城と水野氏の歴史を足元に持ちながら、JR武豊線の複数の駅を中心に、高度成長期からずっとベッドタウンとして育ってきた町で、その二層の時間が、日々のふだんの暮らしの中にそのまま残っているんです。生道塩の神を祀る伊久智神社の社叢が町の天然記念物になっていたり、乾坤院の境内に室町期の空気がひっそり漂っていたりする、そういう場所が、住宅地と畑のあいだにふつうにあるんです。

東浦ブドウや洋ランの畑が西の丘陵地に広がり、衣浦湾に向かって田園がひらけていく地形は、散歩をするたびに少しずつ顔が変わって、飽きがこないんです。「大きな本の森」をコンセプトにした東浦町中央図書館やあいち健康プラザの天然温泉も、ふだんの一日に気軽に組み込める距離感にあって、長く住む人がゆっくり育てていける暮らしの土台が、ちゃんとここにある、と感じます。

うのはな館で知多木綿や製塩の歴史に触れると、この土地がずっと何かをつくり続けてきた場所だったんだなあ、とわかって、それがいまも家具製造や自動車関連産業として続いているのが、なんだかうれしいんです。

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