image · pastoral × balanced (proxy)
この場所の物語
砂浜に引かれたテニスコートのラインと、沖合から運ばれてくる潮の気配が、この町の二つの顔をそのまま示しているんですよね。白子温泉の含ヨウ素ナトリウム塩化物泉は、砂風呂として体ごと預けられる仕様になっていて、ラケットを置いた夕方に、ただ砂に埋まって過ごすという時間が、ここでは自然に成立するんです。
九十九里いわし漁の発祥として、地引き網の技法が伝わったのは1555年のこと。長生トマトや玉ねぎを育てる農地と、青魚つみれや白子流ブイヤベースという食の形が、その歴史の続きとして今のふだんの食卓にちゃんと繋がっているのが、いいなあと思うんです。白子神社の境内には白蛇伝説が残っていて、平安時代から人が手を合わせてきた場所の古さを、境内の空気がすこし教えてくれます。
東京都心から60〜70km圏内という距離感は、週末だけでなく、週の半分をここで過ごすという使い方にも、ちょうどよくはまるんですよ。高速バスで千葉駅や東京駅と繋がっているので、PCを開く場所と砂風呂に入る場所が、同じ一日の中に収まってしまう。そういうぐあいの町です。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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