image · pastoral × balanced (proxy)
この場所の物語
内灘砂丘の土が、ルビーロマンやすいかをそだてているんですよね。砂地の果樹畑を横目に走ると、JR七尾線の宇野気駅はすぐそこで、加賀と能登のちょうど境目に、この土地がある。
かほく市には、安藤忠雄が設計した西田幾多郎記念哲学館があって、「空の庭」と名づけられた階段庭園に出ると、空がふしぎなほど近い。哲学者の原稿や遺品と、コンクリートの静けさが、すこし変わった午後をつくってくれるんです。ここに本とPCを持ち込んで、ひとりで過ごす時間は、なんだかとくべつな感じがする。
宿場町だった江戸の記憶と、スーパーコンピュータをつくる工場と、縄文時代中期の上山田貝塚が、同じ地図の上にある。とり野菜みそや蛤煎餅が地元のスーパーにふつうに並んでいて、そういうふだんの棚の前に立つと、この土地のおもしろい重なりが、じわっと伝わってくるんです。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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