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この場所の物語
断崖の縁に立つと、太平洋がただそこにある、という感じがするんですよね。黒崎の岬から見下ろすと、百メートルを超える崖の下に波が白く砕けていて、陸中黒埼灯台がその縁にひっそりと立っている。
普代水門と太田名部防潮堤のことを知ると、この村のことが少し、ちがって見えてくるんです。二〇一一年の震災のとき、その壁が集落を守った。ふだんの暮らしのすぐそばに、そういう記憶が積み重なっている土地なんです。
白井漁港の愛称が「ウニの香り」というのも、なんだかいいなあと思う。三陸鉄道の駅に降り立つと、道の駅 青の国ふだいで村のものがひと通り揃っていて、ウニやカキを手に取りながら、海の近さをじかに感じられるんです。しばらくここに荷物を置いて、アンモ浦の滝まで歩いてみたり、国民宿舎くろさきで夜の断崖を眺めたりしていると、自分が北緯四十度線の、世界でいちばん東の陸地にいる、というふしぎな実感がじわっとやってくる。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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まわりを読む
この場所の中身
この地に重なるもの
- 陸中海岸
- 普代
- 堀内
- 白井海岸
- 太田名部
- 沢
- 白井
- 黒崎
自然公園
駅
漁港・港