image · pastoral × balanced (proxy)
この場所の物語
お六櫛を削る職人の手が、木曽檜の香りをふわっと立ち上げるような村なんです。藪原宿の通りを歩くと、江戸初期から旅人を受け入れてきた慶安創業の湯川酒造がいまも静かに息をしていて、暮らしと歴史がすこしも分けられていないぐあいが、なんだかいいんですよね。
木曽川の源流がここから始まっている、というのを知ると、この山あいの村の奥行きがすこし変わって見えてくるんです。明治43年開業の木造駅舎、藪原駅に降り立つと、中央本線の音がすうっと消えて、山の静けさだけが残る。道の駅木曽川源流の里 きそむらで中央高速バスを乗り継げるので、都市との行き来もふだんの暮らしに折り込みやすいんです。
鉢盛山から流れ出た水が川になり、その川沿いに宿場ができて、木曽五木を運ぶ経済が動いた、という一本の筋道が、この村の地形にそのままのこっています。藪原祭りの木曽節を聴けば、その筋道がもっとくっきりと感じられるはずで、遠くからやってきた人ほど、その手触りに驚くんじゃないかなあと思います。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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この場所の中身
この地に重なるもの
- 藪原
駅