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この場所の物語
えのき茸とぶどうとりんごが、同じ土地から出てくるというのが、なんかいいんですよね。千曲川と高社山に挟まれた扇状地に、農のものがこんなに重なっている。オランチェの棚に並ぶものを見ているだけで、この土地がどれだけ地面に近い場所か、じんわり伝わってきます。
土人形というものが、まだ生きているんです。信州中野観光センターや創作土人形工房まちなか交流の家で、型を抜いて色をつける体験ができる。観光のためにつくられた体験じゃなくて、ずっとここにあったものが、ちゃんと続いている感じ。中野ひな市や中野ションションまつりも、そういう地続きの文化として残っているんだなあ、と思います。
晋平の里間山温泉公園『ぽんぽこの湯』という、ちょっとゆかいな名前の日帰り温泉が高台にあって、北信五岳のパノラマが見えるそうです。PCを閉じて、湯に入って、高社山のほうを眺める午後というのは、ここでしかできないふだんの時間の使いかたで、それがすこし、うらやましいんです。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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