ONSEN 鳥取県
浜村温泉
Hamamura Onsen
TIER2
温泉

駅を降りると、すぐそこに湯の気配があるんです。浜村温泉は山陰本線の浜村駅前にぽつりと広がっていて、日本海の砂浜と温泉街がほとんどくっついている。もともとは一五〇一年に見つかった勝見温泉という古い湯と、あとから発見された浜村の湯がひとつに重なってできた場所なんですよ。

小泉八雲がこの土地を「小さな美しい村」と書き残したのも、ふしぎと納得してしまう静けさがあるんだなあ。浜村温泉館気多の湯で浸かりながら山を眺めていると、ふだんの時間がすこしだけほどけていく感じがするんです。長く泊まるなら、ゆうゆう健康館けたかの足湯やプールがあって、湯治場だった頃の「からだを整える暮らし」がそのまま残っているのがうれしい。

多拠点で暮らす人にとっては、駅前にすべてがまとまっているこのちいささが、かえって心地いいかもしれません。海辺を歩けば、貝殻節という土地の唄が祭りのなかに息づいていて、訪日の旅人にはそれがこの浜だけの手ざわりとして伝わるんです。

基本情報
所在鳥取県

鳥取市の日本海沿いに位置する温泉地。1501年開湯の勝見温泉と1884年発見の浜村温泉が統合され、かつては年間42万人の利用客を数えた。現在は貝殻節発祥の地として知られ、夏の海水浴シーズンで賑わう。

地図
歴史
1501年開湯(勝見温泉), 白鷺伝説, 江戸時代鳥取藩主の来湯, 1884年浜村温泉発見, 1907年山陰本線開通, バブル期最盛期, 小泉八雲『知られざる日本の面影』, 貝殻節発祥地
アクセス
山陰本線浜村駅前に温泉街が広がる。米子新道沿い。
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