ONSEN 群馬県
水上温泉
Minakami Onsen
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温泉

渓流の音が、まず先に届くんです。利根川の上流に沿って崖地にへばりつくように宿が並んでいて、窓を開ければ水の気配がずっとそばにある。永禄の頃、海翁和尚がこの湯を見つけたという話が伝わっていて、かつては湯原温泉と呼ばれていたんだそうです。

それが鉄道の時代になって、清水トンネルを抜けた先の「首都圏の奥座敷」として一気にひらけていった。にぎわいの波が来て、引いて、いまはすこし静かになった街を歩くと、トテ馬車の残り香のような、ふしぎにゆるい時間が流れているんですよ。

湯テルメ・谷川のような町営の湯に浸かると、ふだん着のまま暮らしに溶け込む温泉の感触がわかります。泊まる場所の選択肢が広く、駅も近いから、長く腰を据える拠点としてちょうどいい距離感なんだなあ。多拠点で暮らす人には、東京との行き来のしやすさがありがたいはずです。

訪日の旅人にとっては、渓谷と湯と静けさが重なる、飾らない山間の日本がここにあるんです。

基本情報
所在群馬県

群馬県利根郡みなかみ町にある谷川岳南麓の温泉郷。戦後交通アクセスの向上により急速に発展し、草津温泉や伊香保温泉と並ぶ県下有数の温泉地として知られる。

地図
歴史
永禄年間開湯伝説, 海翁和尚, 湯原温泉(旧称), 1931年国鉄上越線開通, 清水トンネル, 1966年菊富士ホテル火災, 首都圏の奥座敷, 文人墨客(太宰治・北原白秋・与謝野晶子), バブル経済崩壊後の衰退
アクセス
JR東日本上越線水上駅近く。国道整備、関越自動車道と接続。上越新幹線経由でアクセス可能。
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