温泉
この場所の物語
馬瀬川の水音が、ここでの時間の流れかたをきめているんです。山あいにひっそりと湧くこの湯は、1990年にふるさと創生事業で掘り当てられた、まだ若い温泉なんだなあ。それでも、県内でも指折りの高アルカリの湯は、浸かるとすこしぬるりとして、肌がやさしくほぐれていくふしぎな感覚があります。
「美輝の里 スパー美輝」には15種類の浴槽があるから、ひとつひとつ泳ぐように試していけるんです。長く滞在する人には、その多さがちょうどいい余白になる。生活拠点として考えると、道の駅の足湯がふだんづかいの場所になるのがうれしいところで、買いものついでに湯に足をつける日常は、なかなかほかでは手に入らないんですよ。
川ではアユ漁が営まれ、夜には火ぶり漁の炎が水面に揺れる。訪日客にとっては、それが「日本の山間の夜」そのものに見えるはずです。歩くというより、ただそこにいる、という時間が似合う場所なんだなあ。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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