ONSEN 大分県
長湯温泉
Nagayu Onsen
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温泉

ぬるい湯に長く浸かる、ということが、ここではいちばんふつうのことなんです。芹川のそばに点在する湯船には、肌にしゅわしゅわと泡がつく炭酸の湯がたっぷり湧いていて、からだがじんわりあたたまるまで、みんなゆっくり待つんですよ。

ラムネ温泉館のぬるい湯は、ほんとうにぬるくて、最初はちょっとおどろくのだけれど、しばらくすると泡に包まれたからだが手放せなくなるんだなあ。ネオンサインのない通りを歩くと、飲泉所がぽつぽつとあって、口にふくむ湯もまた炭酸のしゅわっとした味がするんです。

豊後国風土記に記されたころから湯は出ていて、岡藩の殿さまが御茶屋を建てたのもこの川沿いだったそうです。田んぼに囲まれた盆地の時間はとてもゆるやかで、長期で泊まる人ほど、この土地のリズムに馴染んでいくふしぎがあります。生活の拠点として考えると、静けさと湯治の文化がふだんの暮らしにそのまま溶けこむ場所なんですよ。

海の向こうから来た人にとっては、世界でもめずらしい炭酸泉にからだごと沈むという体験そのものが、ここにしかない理由になるんだなあ。

基本情報
所在大分県

大分県竹田市直入町にある温泉。炭酸濃度、湧出量、温度から「世界屈指の炭酸泉」とされ、飲泉を含む効能で知られている。芹川沿いに旅館や公衆浴場が点在し、田園風景に囲まれた湯治場である。

地図
歴史
奈良時代初期の豊後国風土記に記載, 1706年岡藩主中川家が御茶屋建設, 1781年新湯(御前湯)建設, 1933年松尾武幸博士が効能研究, 1978年国民保養温泉地指定, 2006年九州初の源泉かけ流し宣言, 2007年日本一の炭酸泉再宣言, 2015年竹田温泉群に指定
アクセス
豊後竹田駅から大野竹田バスで40-50分。大分駅からコミュニティバスで1時間50分。特急バスやまびこ号で熊本・阿蘇方面から接続可能。
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