温泉
この場所の物語
岩を掘って湯を引いた、という話がいいんですよね。村の人たちが自分たちの手で岩風呂をつくったのが起源だというから、この湯にはそういう素朴な由来がある。カルシウムとナトリウムの硫酸塩泉は、どこか実直な感じのする湯で、浸かっていると体がすこしずつほぐれていくんです。
大葛金山ふるさと館をのぞけば、金を掘り、木を切り、人が山と向き合っていた時間の重さがわかる。歩くと、その時間がまだ土の中に残っているような気がするんだなあ。ベニヤマ自然パークのキャンプ場があるから、長く滞在する人にもちょうどいい受け皿になっています。
比内ベニヤマ荘を拠点にすれば、ふだんの暮らしに近いリズムで泊まれる。秋田の山ふところで、日本の鉱山と林業の記憶にふれられる場所は、そんなに多くないんです。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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