ONSEN
北海道
層雲峡温泉
Sounkyo Onsen
温泉
切り立った岩壁のあいだに、ぽつんと温泉街がある。渓谷の底という、ふつうなら人が暮らさないような場所に、宿が並んでいるんです。層雲峡温泉は、そういうちょっとふしぎな成り立ちの湯なんですよ。幕末のころに山を歩いた松浦武四郎の時代から数えると、この谷底にひとが通いはじめてずいぶん経つんだなあ。
キャニオンモールと呼ばれる通りは、カナダの山岳リゾートを手本にしたそうで、日本の温泉街にしてはすこし不思議な空気が漂うんです。けれど湯に浸かってしまえば、やっぱりここは北海道の山の湯で、からだのしんまで静かになる。大雪山系への登山口でもあるから、歩く人たちがビジターセンターに立ち寄り、情報を確かめてから山へ向かう、その繰り返しが街のリズムをつくっている。
長く泊まるなら、この静けさと自然の濃さはふだんの暮らしにちかい時間をくれるはずです。訪日の旅人にとっては、渓谷底に湧く湯という立地そのものが、ほかでは出会えない風景なんだと思います。
ONSEN
同じ県の、湯
MATSURI
近くの、祭り