温泉
この場所の物語
古座川のほとりに、ひっそりとお湯が湧いています。アルカリ性の単純泉で、温度はひとの体温に近いくらい。だから浸かっていると、どこまでが自分でどこまでがお湯なのか、ちょっとわからなくなってくるんです。町が大切に運営している「南紀月の瀬温泉ぼたん荘」が唯一の宿で、2024年にあらたに扉を開いたばかり。
泊まってみると、時間の流れがすこし違うのに気づくんですよ。川沿いを歩けば一枚岩の奇景が迎えてくれて、訪日客にとってはここにしかない風景です。生活拠点として腰を落ち着けるには、ふだんとは切り離された静けさが、むしろ心地よいかもしれないなあ。
古座川の渓谷が、ひとをゆっくりほどいてくれる場所なんです。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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