揚げ物
島根県 浜田市
赤天
さちとあじ · FOOD & DRINK
白身のすり身に唐辛子を練り込み、パン粉を付けて揚げる。切り口が赤く染まる。
この場所の物語
浜田の港では、練り物の店が多いんですよ。島根県のこの港には昔から色々な魚が揚がるので、干物や練り物を作る店がずらりと並んできました。赤天は、すけとうだらのすり身に唐辛子を練り込んだものです。石臼で丁寧に混ぜて、長方形に形を作り、パン粉をまぶして油で揚げたものです。
見た目は、ハムかつによく似ています。切ると断面が赤くて、それでこの名が付きました。戦後の食糧難のころ、地元の蒲鉾店がハムかつの代わりとして考えたのが始まりだと伝わります。軽く炙って、醤油やマヨネーズを付けて食べるのが好まれているんですよ。
衣はさくさくして、中のほうはもちもちしていて、あとから唐辛子がぴりりと追いかけてきます。代わりとして作られたものが、いつのまにか、代わられる側になっていたんですよね。浜田でこれを食べている人は、ハムかつを思い浮かべてなどいません。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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