AURAの索引より 離島

大多府島

island10km

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岡山県 / 備前市 日生諸島
この場所の物語

日生港から船で南に下っていくと、石積みの古い波止が見えてくるんです。元禄波止という名のとおり、三百年前に津田永忠が指揮して築いたものが、いまも原形のまま海風を受けている。崩れずに残っているというより、ふだんの島の景色の一部として、すうっとそこにある、というぐあいなんですよね。

島の頂きには灯籠堂という木造の小さな塔があって、かつて夜の船を導いた光のしるべが復元されている。古井戸は六角形の石枠で、回船の人たちがここで水を汲んでいた、と聞くと、暮らしの単位がぐっと小さくみえてくる。春日神社や勘三郎洞窟跡、夫婦岩と、岩や水まわりに歴史がくっついているんです。

瀬戸内海の島ですから、移動は船。すこし不便だけれど、その不便さがそのまま、この島の手触りになっている。海水浴場の隣に江戸の港湾遺構があるという重なり方は、ほかではちょっと味わえないかたちで、しずかな日々を持ちたい人にも、ふだんと違う水の上の時間を探す人にも、それぞれの受け取りかたで届くんじゃないかなあ、と思うんです。

大多府島に泊まる

この場所の中身

島の上にあるもの

自然公園 1
  • 瀬戸内海 国立公園
離島 1
  • 大多府島
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