image · island × stay (proxy)
この場所の物語
ツゲの木で作られた印鑑や櫛、将棋の駒が、この島の手仕事として今も続いているんですよね。御蔵島という太平洋に浮かぶほぼ円形の島は、東京から南へずいぶん遠く、御山という山を中央に背負って、原生林がそのまま海の崖まで落ちていく。防波堤のない御蔵島港には波が直接打ち寄せて、船はしばしば着けないんです。
だから、ここに行くというのは、行けるかどうかも含めて行く、ということになる。ヘリコムーターという選択肢もあるけれど、座席はわずか。予定どおりに着いて、予定どおりに帰る、というふだんの感覚が、ここではすこし通じない。
そのかわり、海にはミナミハンドウイルカが暮らしていて、島の水はミネラルウォーターとして外へ運ばれていく。二十八軒衆と呼ばれた島の人々が長く守ってきた閉ざされぎみの暮らしの気配は、宿を予約しないと泊まれないという今の決まりにも、なんとなく続いているように思えるんです。鎖国的、と言われるその空気は、訪れる人にとってはちょっとふしぎな、けれどたしかな手触りとして残るんだなあ。
御蔵島に泊まる
この場所の中身
島の上にあるもの
- 富士箱根伊豆
- 御山
- 御蔵島
自然公園
山
離島