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この場所の物語
港から船で三十分ほど揺られると、椿の香りのする小さな島に着くんです。地無垢島という、大分でいちばん人口の少ない有人島で、北側の斜面にはヤブツバキと八重ツバキが五千本ほど植わっている。一九八一年から続いている「椿の里づくり」が、今もこの島の手仕事を支えているんですよね。
特産はつばき油と粒うに。島の磯と斜面と、ふだんの暮らしがそのまま小さな産業になっている、というぐあいがいいなあ、と思うんです。
定期船「カメリアスター」は曜日によって便数が変わるので、島の時計はその時刻表でゆっくり動いている。日豊海岸国定公園の内側にすっぽり収まったこの島で、磯釣りをしたり、椿の斜面を歩いたりして数日を過ごす、というのは、すこし、ふしぎな贅沢なのかもしれません。
地無垢島に泊まる
この場所の中身
島の上にあるもの
- 日豊海岸
- 無垢島
- 地無垢島
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