image · island × balanced (proxy)
この場所の物語
片島港を朝七時に出る定期船と、午後二時半の便。そのふたつだけが、沖合二十数キロの鵜来島と本土をつないでいるんですね。白亜紀の地層が断崖となって落ち込む小さな島で、車は走っていない。歩く速度だけが、ここでの時間の単位なんです。
龍頭山の上には、太平洋戦争のころの砲台跡や弾薬庫が、草に埋もれながら残っているそうです。磯釣りの人たちが竿を担いで上陸し、足摺宇和海の海をのぞき込む。戦争の記憶と、釣り糸の張る音が、同じ斜面に同居している。すこし、ふしぎなぐあいです。
休校になった小中学校の跡地は、集落活動センター鵜来島として使われている。十八人の暮らしを束ねる場所が、かつて子どもたちのいた校舎だというのが、なんだかいいんですよね。波の音と、船の二便と、山道。それだけで一日が編まれていく島なんです。
鵜来島に泊まる
この場所の中身
島の上にあるもの
- 足摺宇和海
- 鵜来島
自然公園
離島