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この場所の物語
黒曜石が、旧石器の昔から海を渡って運ばれていったというのが、なんだかふしぎな話なんですよね。天上山の溶岩ドームが島の真ん中にどんと座っていて、その裾には表砂漠と呼ばれる砂地が広がっている。湧水の豊かなこの島で、人は古くから石を採り、海に出ていたんだなあと思います。
前浜海岸の砂は平らで長く、赤崎の岩礁では波が穏やかなまま魚たちが透けて見える。ふだんの散歩のような距離感で、海と火山と砂漠のあいだを行き来できるぐあいが、すこし他にはない感じなんです。漁とダイビングが暮らしの軸にある島で、自炊のための魚や海藻が手近にあるというのも、すごくいいんですよね。
夜になると、星空保護区に認定された空がそのまま頭上に降りてくる。江戸の頃にジュリアという朝鮮人女性が流されてきた歴史を、いまもジュリア祭として残しているのも、伊豆諸島の西の端にぽつんとあるこの島ならではの時間の積み重ねだなあと感じます。
神津島に泊まる
この場所の中身
島の上にあるもの
- 富士箱根伊豆
- 天上山
- 神津島
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離島