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この場所の物語
鴛泊港にフェリーが着くと、まず利尻山の円錐が目に入ってくるんですよね。海から立ち上がるその輪郭がそのまま島の暮らしの背骨になっていて、海岸線沿いに点々と続く集落が、山と海のあいだのほそい帯のように見える。海の駅おしどまりの前を歩くと、漁から戻った人たちの声が聞こえて、ふだんの島の時間が淡々と動いている。
利尻昆布の名は、この島の海と岩礁が育てたものなんだなあと思う。ウニも昆布も、ここの水産業がそのまま食卓に直結していて、買い物のついでに港の様子を眺められる距離感がいい。
冬は雪深く、日本海の風が吹き抜ける島で、江戸の頃から交易や北方警備の舞台になってきたという歴史が、地名や港の佇まいに静かに残っている。短く訪れるだけでも、すこし長く居てみるのも、それぞれに島の表情がちがって見えるんじゃないかと思うんです。
利尻島に泊まる
この場所の中身
島の上にあるもの
- 利尻礼文サロベツ
- 利尻島
自然公園
離島