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この場所の物語
フェリーが伏越港を出て、瀬戸内の島影をいくつか過ぎると、白石島の砂浜が見えてくるんです。全島が国の名勝に指定されている、というのはちょっとふしぎな響きですよね。島まるごとが、ひとつの風景として守られているということなんだなあ、と思うんです。
開龍寺は弘法大師ゆかりのお寺で、立石山の岩肌や、天然記念物の鎧岩のあたりを歩いていると、島の地形そのものが信仰や物語と結びついていることが、なんとなくわかってくる。源平合戦の戦死者を弔うところから始まったという白石踊が、毎年八月に踊られていて、それが今も重要無形民俗文化財として続いている。ふだんの暮らしのなかに、こういう時間の層が積もっている島は、そう多くないと思うんです。
笠岡港から南へ十二キロ、フェリーで通う距離感もちょうどよくて、しばらく滞在してみたくなる。瀬戸内海国立公園のなかで、カブトガニの繁殖地もある一帯ですから、自然と歴史のあいだを、ゆっくり行き来できる場所なんですよね。
白石島に泊まる
この場所の中身
島の上にあるもの
- 白石島
- 高島
- カブトガニ繁殖地
- 白石島の鎧岩
- 瀬戸内海
- 白石島
文化財
自然公園
離島