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千歳・支笏湖氷濤まつり
湖の水で、氷の城を建てる。 1月下旬から2月なかば、北海道・千歳、支笏湖。 支笏湖は、日本有数の透明度を誇るカルデラ湖。 深すぎて、真冬も凍らない湖。 その水を骨組みに吹き付けて…
湖の水で、氷の城を建てる。
1月下旬から2月なかば、北海道・千歳、支笏湖。
支笏湖は、日本有数の透明度を誇るカルデラ湖。
深すぎて、真冬も凍らない湖。
その水を骨組みに吹き付けて、凍らせる。
何日もかけて育てる、氷のオブジェ群。
氷濤――ひょうとう。波濤の濤の字を、氷に当てた。
はじまりは昭和54年。
凍らぬ湖に冬の名物をと、地元の人たちが始めた。
氷は自然まかせ。
気温と風で、形も色も年ごとに違う。
昼の氷は、青い。
「支笏湖ブルー」と呼ばれる、湖の色そのままの青。
夜はライトアップで、色の洞窟に変わる。
氷の滑り台、氷のトンネル。
週末の夜には花火が上がる。
会場は支笏湖温泉のほとり。
冷えた体は、湖畔の湯へ。
千歳空港から車で40分ほど。
新千歳に降りた旅人が、
最初に出会える北海道の冬。
夜の点灯は夕方から。
防寒と、滑らない靴を。
凍らない湖が、氷の祭りを生む。
支笏湖の逆説。
空港を出ると、すぐに風の手触りが変わるんですよね。新千歳空港のターミナルを抜けた先は、もう北海道の平野がそのまま広がっていて、農業も工業も自衛隊の基地も、ぜんぶが同じ地平線の上に並んでいる。そのおおらかな混在ぶりが、この街のふだんの顔なんです。
千歳川の名前はタンチョウに由来していて、アイヌ語でシコッペッ、「大きい窪み川」とも呼ばれてきた土地です。サケのふるさと千歳水族館に足を運ぶと、川と人のあいだにずっと続いてきたやりとりが、水槽の向こうにうっすら見えてくる気がします。キウス周堤墓群やウサクマイ遺跡群が示すように、縄文の頃からひとが選んできた場所でもあって、そういう長い時間の厚みが、街の若さとおかしなくらいうまく同居しているんです。
青葉公園には図書館もスポーツセンターもあって、ここで本を読んだり体を動かしたりしながら暮らすことが、ごく自然にできる。支笏湖温泉まで出れば、支笏洞爺国立公園の山ふところに入り込んで、恵庭岳や風不死岳をぼんやり眺めながらひと息つける。東京とも道内各地とも、鉄道や高速道路でするりとつながっているのに、日々の暮らしはひっそりと地に足がついている。そのぐあいが、ちょっといいなあと思うんです。
北海道千歳市に泊まる
この地に重なるもの
- 北海道・北東北の縄文遺跡群
- ウサクマイ遺跡群
- キウス周堤墓群
- 支笏洞爺
- 恵庭岳
- 風不死岳
- 新千歳空港
- 千歳
- 南千歳
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