5件の予定
那覇大綱挽まつり
全長二百メートルの綱を、みんなで引く。 沖縄・那覇。大綱挽。世界一の藁の綱として、ギネスに認定されている。重さ、四十トン。 東西に分かれて、引く。引き手は、観光客も、地元の人も、誰…
全長二百メートルの綱を、みんなで引く。
沖縄・那覇。大綱挽。世界一の藁の綱として、ギネスに認定されている。重さ、四十トン。
東西に分かれて、引く。引き手は、観光客も、地元の人も、誰でもいい。号砲とともに、数万人が、いっせいに綱を握る。
勝敗は、つく。だが、勝ち負けより大切なことがある。
終わったあと、人々は綱を切り取って持ち帰る。家に飾ると、無病息災、子孫繁栄。綱は、お守りになる。
起源は琉球王朝時代。五百年近く前。王国の祭事として、町同士が力を競った。
戦争で一度、途絶えた。だが、戦後に復活した。
ひとつの綱を、何万の手が握る。沖縄が、ひとつになる日。
那覇を代表する秋の祭り。
沖縄・壺屋やちむん通り
やちむんとは、沖縄の言葉で焼き物のこと。 沖縄・那覇・壺屋。300年続く陶器産地が、今も街の中に残っている。 窯元が通りに面して直売所を開いている。シーサー、赤土の器、琉球ガラ…
やちむんとは、沖縄の言葉で焼き物のこと。
沖縄・那覇・壺屋。300年続く陶器産地が、今も街の中に残っている。
窯元が通りに面して直売所を開いている。シーサー、赤土の器、琉球ガラス。沖縄の手仕事が、通りに並んでいる。
作っている人から、直接買える。
それが、壺屋の正しい買い方だ。
那覇の国際通りから歩いて数分。でも観光客の多さが、ここでは急に落ち着く。地元の人が普段使いの器を選びに来る。そういう場所だ。
沖縄の焼き物は、本土のそれとは全く違う。土が違う。文化が違う。炎の入れ方が違う。
持って帰れる沖縄の記憶。
それが、壺屋にある。
那覇・沖縄花火フェスティバル
南の海に、花火が降る。 那覇。琉球王国の都だったまち。波の上ビーチの海に、花火が映る。本土とはちがう、亜熱帯の夜空。 まだ暖かい季節に、花火が上がる。短パンで、ビーチサンダルで…
南の海に、花火が降る。
那覇。琉球王国の都だったまち。波の上ビーチの海に、花火が映る。本土とはちがう、亜熱帯の夜空。
まだ暖かい季節に、花火が上がる。短パンで、ビーチサンダルで、花火を見上げる人びと。
琉球の音楽。島の踊り。そして、海の花火。
ヤマトとはちがう時間が流れる島。その夜空にも、ちがう花火がひらく。
琉球紅型・染色体験
南の島の、あざやかな色。 紅型。琉球王国がうんだ、鮮烈な染め物。南国の太陽のような黄、海のような青、ハイビスカスのような赤。 型紙をあてて、顔料をすりこむ。色のうえに色をかさね…
南の島の、あざやかな色。
紅型。琉球王国がうんだ、鮮烈な染め物。南国の太陽のような黄、海のような青、ハイビスカスのような赤。
型紙をあてて、顔料をすりこむ。色のうえに色をかさね、ぼかしを入れる。本土の染めには、ない大胆さ。
かつては王族と士族だけが着られた、特別な布。
亜熱帯の光に映える、強い色。沖縄という島の、明るさそのものを染めてみる。
那覇市第一牧志公設市場
沖縄では市場を「マチグヮー」と呼ぶ。 1階に降りると、見たことのない色の魚が並んでいる。熱帯の海の生き物たちだ。 豚は「鳴き声以外すべて食べる」と言われる沖縄で、顔の皮(チラガ…
沖縄では市場を「マチグヮー」と呼ぶ。
1階に降りると、見たことのない色の魚が並んでいる。熱帯の海の生き物たちだ。
豚は「鳴き声以外すべて食べる」と言われる沖縄で、顔の皮(チラガー)も足(テビチ)も内臓(中味)も、ここでは普通に売っている。
島野菜、島豆腐、色鮮やかな加工品。本土の市場とは、明らかに違う。
1950年、戦後の闇市から生まれた。焼け野原の那覇で、人々が食べるために集まった場所だ。
2023年に建て替えて新しくなったが、売っているものと売っている人の空気は変わっていない。
ここにしかない仕組みがある。「持ち上げ」だ。
1階で買った鮮魚や精肉を、そのまま2階の食堂に持っていくと、調理してもらえる。
自分で選んだものを、その場で食べる。市場と食堂が、階段一本でつながっている。
壺屋焼の器を手に取ると、釉薬のざらりとした感触が、この街の重さを教えてくれる気がするんです。那覇は、那覇空港から沖縄都市モノレールに乗ってすぐ、という近さで日常が始まるのに、首里城のある高台から見下ろす市街地は、琉球王国の時間と今の暮らしが、ごく自然に重なっているんですよね。
牧志公設市場のあたりをぶらぶら歩いていると、観光客と地元の人が同じ道を使っているのが、なんかいいなあ、と思う。国際通りは土産品店が増えたけれど、そこから一本入った桜坂には、カフェやクラブが戻ってきていて、ふだんの夜の気配がある。那覇新都心のサンエー那覇メインプレイスで買い物をして、モノレールで帰る、という暮らしの動線も、ちゃんとそこにあるんです。
久米三十六姓が伝えた久米至聖廟が今も信仰を集めていたり、識名園が静かに残っていたりする、その重なりが、この街をちょっと奥行きのある場所にしていると思う。離島への玄関口でもあるから、ここを起点にして、しばらく沖縄のあちこちを試してみる、という使い方も、なんとなく似合う街なんですよね。
沖縄県那覇市に泊まる
島の上にあるもの
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- 伊江御殿墓(沖縄県那覇市首里石嶺町)
- 新垣家住宅(沖縄県那覇市壺屋)
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