2026年7月
4件
7月11日〜9月1日
郡上おどり
岐阜県郡上市八幡町島谷(郡上八幡城下町)
夏の夜、城下町に音楽が鳴りはじめる。
するといつの間にか、知らない人たちと一緒に踊っている。
見る祭りではない。踊る祭りだ。
7月11日から9月5日まで、31夜にわたって続く。
クライマックスは8月13〜16日の徹夜おどり。夜が明け
7月25日〜7月25日
安倍川花火大会
静岡県静岡市葵区(安倍川河川敷)
花火は、慰霊から始まった。
静岡・安倍川花火大会。夏の夜、河川敷に約一万五千発。東海地方でも屈指の規模だ。
だが、この花火には、はじまりの理由がある。
戦争で亡くなった人。水害で命を落とした人。その霊を慰めるために、1953年、花火を打ち上
7月25日〜7月25日
ふくろい遠州の花火
静岡県袋井市(原野谷川親水公園周辺)
花火師の、競演。
遠州・袋井の夏。全国の名だたる花火業者が集まり、自慢の花火を持ちよる。日本一の花火が見られる、と言われる大会。
約二万五千発。日本最大級の大玉花火。地上六百メートルにひらく光が、遠州平野を照らす。
各社が技をきそうか
7月26日〜7月26日
ぎおん柏崎まつり海の大花火大会
新潟県柏崎市(柏崎港・中央海岸)
海から、空へ。
日本海をのぞむ柏崎の、夏の祭り。越後三大花火のひとつ。海岸線そのものが、観覧席になる。
海中空スターマイン。波打ちぎわで開く花火が、水面をなめるように広がる。尺玉百連発。海の上に、光がつらなる。
潮の香り。波の音。そこ
2026年8月
3件
8月2日〜8月3日
長岡まつり大花火大会
新潟県長岡市(信濃川河川敷)
この花火には、祈りがある。
昭和二十年八月一日、長岡は空襲で焼けた。千数百人が亡くなった夜。その慰霊と、復興への感謝。だから長岡の花火は、ただ美しいだけではない。
「フェニックス」。不死鳥。中越地震からの復興を願って生まれた。信濃川の対
8月7日〜8月7日
神明の花火
山梨県西八代郡市川三郷町(笛吹川河畔)
紙のまちが、火を上げる。
市川三郷は、和紙と花火と印章のふるさと。神明の花火は、この町の誇り。甲斐の夏を代表する、約二万発。
甲府盆地に、音がこだまする。四方を山にかこまれた地形が、花火を抱きしめる。二尺玉が、夜空いっぱいにひらく。
8月15日〜8月15日
諏訪湖祭湖上花火大会
長野県諏訪市(諏訪湖畔公園前)
湖が、花火を二倍にする。
昭和二十四年、戦後の復興を願って始まった。約四万発。打ち上げ数は全国でも屈指。取りかこむのは、山々と、鏡のような諏訪湖。
音が、山にこだまする。湖面が、光をうつす。盆地という地形が、花火を増幅させる。空に一発、
2026年9月
2件
9月1日〜9月3日
おわら風の盆
富山県富山市八尾町
夕暮れが来ると、八尾の町は変わる。
ぼんぼりに灯が入って、胡弓と三味線の音が坂の上から流れてくる。
編み笠を目深に被った踊り手たちが、越中おわら節に合わせてゆっくりと町を流していく。
おわら風の盆は、元禄の時代から三百年以上続く行
9月11日〜9月12日
片貝まつり奉納大煙火
新潟県小千谷市片貝町(浅原神社)
世界一の花火が、ここにある。
四尺玉。重さ四百二十キロ。直径八百メートルの大輪。ギネスにも載った、世界最大の打ち上げ花火。上げるのは、人口わずか数千の小さな町。
三尺玉発祥の地。花火はすべて、浅原神社への奉納。生まれた子のため、亡くなっ
いつでも
毎日
小千谷闘牛(牛の角突き)
新潟県小千谷市小栗山(小千谷闘牛場)
勝負は、つけない。
越後の山あいに、千年近く続くという「牛の角突き」。一トン近い牛と牛が、土俵で角を突き合わせる。
だが、小千谷では決着をつけない。決まりそうになると、「勢子」と呼ばれる男たちが割って入る。必ず、引き分けにする。
なぜか。
毎年4月19・20日
飛騨・古川祭
岐阜県飛騨市古川町、気多若宮神社
夜明け前の3時に、太鼓が鳴り始める。
岐阜・古川。白壁の土蔵が続く、飛騨の静かな町。その町が、4月の19日と20日だけ、激しくなる。
起し太鼓。上半身裸の男たちが大太鼓に乗り、町中を回って町民を起こしてまわる。4月の飛騨の夜は冷える。そ
毎年9月第3土・日
追分宿・宿場まつり
長野県北佐久郡軽井沢町追分
二つの街道が分かれる場所に、宿場があった。
長野・軽井沢・追分。中山道と北国街道が分岐する場所。江戸時代、旅人がここで泊まった。馬子がいた。飯盛女がいた。
その追分で、9月に宿場まつりが開かれる。時代装束の行列、馬、追分節の民謡。かつて
毎年4月第3日曜前後
岡崎・家康公まつり
愛知県岡崎市、岡崎公園ほか
徳川家康は、この城で生まれた。
愛知・岡崎。岡崎城は、徳川家康の出生地だ。そこから始まった人生が、江戸幕府を作り、250年の平和な時代をもたらした。
4月の家康公まつりでは、その家康の生涯を偲ぶ行列が城周辺を歩く。甲冑、槍、旗指物。戦国
毎年5月3〜5日
浜松・凧まつり
静岡県浜松市、浜松城公園ほか中田島砂丘
5月の浜松の空に、凧が上がる。
静岡・浜松。5月3日から5日、中田島砂丘で凧まつりが行われる。170以上のチームが、大きな凧を空に揚げる。
凧まつりの起源は、子どもが生まれたことを祝う文化から来ている。生まれた子どもの名前を書いた凧を揚
毎年1月15日
野沢温泉・道祖神祭り
長野県下高井郡野沢温泉村
1月15日の夜、木が燃える。
長野・野沢温泉。冬の温泉地として知られるスキーの村。その村で、毎年1月15日、道祖神祭りが行われる。
巨大なやぐらが組まれる。25歳と42歳の厄年の男たちがやぐらを守る。見物人が松明を持って近づく。最後に火
毎年10月第1土曜
松本・時代まつり
長野県松本市、松本城周辺
松本城の前を、時代が歩く。
長野・松本。日本最古の国宝天守を持つ、黒い城の街。10月の第1土曜、その城を背景に時代まつりが行われる。
戦国から現代まで、各時代の衣装をまとった人たちが行列する。甲冑から、明治の洋装まで。松本の4世紀を、一
2026年8月上旬(例年8月第1土曜前後)
ぎふ長良川花火大会
岐阜県岐阜市(長良川河畔・長良橋下流)
鵜飼の川に、火が降る。
清流・長良川。鵜飼で知られるこの川が、夏の一夜、花火の舞台に変わる。岐阜の夏を代表する、約三万発。
金華山。山頂には岐阜城。信長が天下をのぞんだ山を背に、花火がひらく。
川面に映る光。鵜飼の篝火とはちがう、もう
2026年8月上旬(例年8月上旬)
北びわ湖大花火大会
滋賀県長浜市(長浜港・豊公園周辺)
日本一の湖に、花火が映る。
琵琶湖。日本最大の湖。その北のほとり、長浜の港から花火が上がる。秀吉が城を築いたまちの、夏の夜。
湖面に映る、もうひとつの花火。広い水面が、光を静かにうつしとる。スターマインが、湖の闇をひらく。
対岸の山な
2026年7月中旬(例年7月)
豊橋祇園祭手筒花火
愛知県豊橋市(吉田神社・豊川河畔)
花火を、抱える。
手筒花火。竹の筒に火薬をつめ、男が両腕で抱えて打ち上げる。火の粉が、滝のように降りそそぐ。豊橋は、この発祥の地。
吉田神社の祇園祭。火柱が、人の背丈の何倍にも噴き上がる。抱える男の顔を、火が照らす。
打ち上げ花火を見
2026年7月下旬(例年夏季)
白子浜・三重の海花火大会
三重県鈴鹿市(白子海岸・鼓ヶ浦海水浴場)
伊勢の海に、花火が散る。
鈴鹿・白子。伊勢湾にのぞむ海辺のまち。型紙づくりで知られる、職人のふるさと。その浜辺で、夏の花火が上がる。
鼓ヶ浦の波打ちぎわ。海面に映る光。遠くには、伊勢のけはい。
レースのまち鈴鹿。サーキットの轟音とはち
例年5月1日に開催。豪華絢爛な御車山(山車)の巡行。ユネスコ無形文化遺産。
高岡御車山祭
金工の町の、贅を尽くした山車。
高岡御車山祭。五月一日、七基の山車が、町を巡る。高岡は、銅器と漆の町。その技を、すべて山車に注ぎ込む。
秀吉が、前田利長に贈った御所車。それが、もとになったと伝わる。町衆が、競って装飾を重ねた。金、銀、漆、染
例年4月中旬に開催。子ども歌舞伎を載せた曳山の巡行。ユネスコ無形文化遺産。日程は年により異なります。
長浜曳山まつり
子どもが、歌舞伎を演じる。
長浜曳山まつり。四月、豪華な曳山の上で、子ども歌舞伎が上演される。五歳から十二歳ほどの男児が、化粧をし、見得を切る。
秀吉が、長浜城主だったころ。男児誕生を喜び、町に砂金を贈った。町衆が、それで曳山を作った。子ど
例年4月上旬に開催。甲冑姿の武者行列「甲州軍団出陣」。日程は年により異なります。
信玄公祭り
武田の軍勢が、よみがえる。
信玄公祭り。四月、甲府の町を、甲冑姿の武者が埋める。武田信玄の軍団出陣を、再現する。出陣する人数で、ギネス記録を持つ。
風林火山の旗。騎馬武者。足軽の隊列。千人以上が甲冑を着け、隊ごとに分かれて行進する。信玄役が
毎年8月第1日曜(前日土曜が試楽)
桑名石取祭
三重県桑名市 春日神社(桑名宗社)周辺
音が、先に来る。
三重・桑名。八月最初の日曜、春日神社の門前に、最大四十台の祭車が集まる。三輪の車体に、山形十二張の提灯。後ろには鉦と大太鼓。それを、いっせいに打ち鳴らす。
「日本一やかましい祭り」と呼ばれる。天下の奇祭とも。前夜の試楽
例年2月中旬〜下旬の金・土・日曜(3日間)
十日町雪まつり
新潟県十日町市 市街地および市内各所
雪を、困りものにしない。
2月なかば、新潟・十日町。
積雪2メートルの町が、雪で祭りをつくる。
市民が彫る雪像、雪の茶屋、雪のすべり台。
昭和25年から続く「雪まつり発祥の地」。
札幌よりも、古い。
クライマックスは雪上カーニバル。
雪