一次産業
高知県 室戸市吉良川町
吉良川の町並み
Kiragawa Water-shedding Tile Walls
まちとなりわい · TOWNS & TRADES
台風に備えた水切り瓦の白壁といしぐろの石塀が続き、海沿いから山手へ坂を上って歩ける。
この場所の物語
水切瓦という小さな庇が、壁に何段も付いているんですよね。吉良川の白壁には瓦の庇が途中に打ちつけてあって、雨が壁を伝って下りるのを段ごとに切って落とすんです。台風の雨が横から来る土地の工夫ということで、山手の側にはいしぐろと呼ばれる石積みの塀が続くんですよ。
こちらは、風から家を守る役をしていることになります。1997年の10月に重要伝統的建造物群保存地区へ選ばれていて、海沿いから山手へ坂を上がりながら2つの守り方を見られます。室戸市の市街までは車で15分、高知市へは2時間ほどで、いまも台風の影響を受ける土地なんですよ。
装飾に見えるものは、たいてい対策だったりするんですよね。水切瓦は数が多いほど手が込んで見えることになりますが、段の数は壁の高さと雨の当たり方で決まっています。見栄えではなく必要のほうから並んでいるわけで、風と雨に何度も削られてきた町では形に理由が残るんですよ。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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