温泉
この場所の物語
木々のあいだに、ひっそりと湯けむりがある。福島県白河市の山あいに、きつねうち温泉はそんなふうに佇んでいるんです。1994年に開業し、2015年にリニューアルを経た一軒宿で、アルカリ性のやわらかな湯に浸かると、からだがすこしずつほどけていくような感じがします。
東風の台公園のなかに施設があって、浸かって、歩いて、また浸かる、という時間のくり返しが、ここでは自然にできるんです。長期で滞在する人にとっては、その繰り返しこそが大事で、一軒宿という静けさが、むしろ心地よい拠点になるんだなあ。
生活の拠点として考えると、コテージがあるのもうれしいところです。訪日客にとっては、観光地ではなく、ふだんの日本の山あいに迷い込んだような、素の表情に出会える場所だと思うんです。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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