ONSEN 青森県
温湯温泉
Nuruyu Onsen
黒石温泉郷
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温泉

木造の客舎がならぶ通りを歩くと、どこからか湯の気配がただよってくるんです。温湯温泉というのは、その名のとおり、すこしぬるめの湯にじっくり浸かる場所なんですよ。開湯は戦国のころまでさかのぼり、傷ついた鶴が湯に降りたという話が残っています。

共同浴場の「鶴の湯」を中心に、人びとは自分の客舎から手ぬぐいを持って通う。ふだんの暮らしの延長みたいに湯を使う、そういう時間の流れがまだ生きているんだなあ。明治の大火をくぐりぬけた後に建てなおされた大正期の木造建築が、いまもそのままの表情で立っているのがふしぎです。

長く泊まるほど、この町のリズムがからだになじんでくる。多拠点で暮らす人にとっては、自炊しながら湯に通うという湯治場の仕組みそのものが、ちょうどいい生活の型になるんです。訪日の旅人には、津軽こけし館で手仕事にふれる時間がこの土地だけの手ざわりになるでしょう。

にぎやかさではなく、静かさのほうに豊かさがある、そういう温泉なんです。

基本情報
所在青森県
温泉郷黒石温泉郷

青森県黒石市の黒石温泉郷にある温泉。共同浴場「鶴の湯」を中心に、明治後期から大正にかけての木造客舎が立ち並び、昔ながらの湯治場の風景を今に伝えている。

地図
歴史
鶴伝説, 開湯1540年代, 湯治場, 明治大火, 客舎群, 日本温泉地域資産
アクセス
弘南鉄道弘南線黒石駅より弘南バスで約20分
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