ONSEN 山形県
寒河江温泉
Sagae Onsen
TIER2
温泉

ふたを開けてみたら、太古の海だった――そんなふしぎな湯なんですよ。寒河江温泉は、最上川のそばの大地を深く掘って、化石海水と呼ばれる地下の古い水を汲み上げているんです。一九五四年にボーリングで湯脈を掘り当てたというから、まだ歴史はそう長くない。

けれど湯そのものは、途方もなく長い時間を地の底でじっとしていた水で、浸かると肌にしっとりまとわりつく含重曹弱食塩泉の手触りがあるんだなあ。駅から歩いてすぐのところに足湯があり、二〇二四年に開いた「湯るりさがえ」のような新しい施設もそろっていて、ふだん使いの湯としてまちに溶け込んでいるんです。

長期で暮らすように泊まるなら、この「ちょっと出かけて浸かる」距離感がちょうどいい。多拠点の拠点にしても、左沢線の小さな駅を軸に生活がまわるスケール感がうれしいんですよね。訪日の旅人には、観光地の華やかさではなく、日本の地方都市がふつうに湯を使っている風景そのものが、すこし珍しい発見になるはずなんです。

基本情報
所在山形県

山形県寒河江市にある温泉地。寒河江温泉は1954年にボーリングで開湯した含重曹弱食塩泉で、化石海水を主成分とする深層熱水利用高温泉。駅周辺に複数のホテル旅館が立地し、公共浴場も整備されている。

地図
歴史
1954年開湯, 1980年新寒河江温泉掘削, 1983年市民浴場開業, 化石海水
アクセス
JR左沢線寒河江駅より徒歩約3分。JR南寒Highway駅周辺にも温泉地あり。寒河江ICおよび寒河江SAスマートICから車で10分。
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