麺
長崎県 五島市
五島うどん
さちとあじ · FOOD & DRINK
椿油を塗って手延べする細い麺。あご出汁の鍋から直接すくって食べる形がある。
この場所の物語
延ばすときに、椿の油を塗るんですよね。島に椿が多いからで、油が入っているぶん、2ミリほどの細さでも切れません。うどんというより、素麺に近い太さになります。長崎県の五島市と新上五島町で作られてきました。
出汁は、あご、つまり近くの海で獲れる飛魚を焼いて取ります。焼いてから使うので、香ばしさが汁に残るんですよ。食べ方も変わっていて、煮立った鍋から直接すくって、つゆに落として食べます。鍋の中がぐらぐらしているのが地獄の釜のようだというので、地獄炊きと呼ばれます。汁の椀へ移したりはしないんですよ。
七世紀から九世紀の遣唐使が伝えたのだ、という説も残っています。中国の作り方と一致するところがある、というのが根拠だそうです。讃岐や稲庭と並べて名の挙がるうどんですが、島の外での知られ方は、まだそれほどでもありません。細さと、油と、鍋から直にすくう食べ方が、この島の形です。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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