2件の予定
佐原の町並みと酒蔵
川沿いに、江戸が残る。 佐原。利根川水運で栄えた、商家の町。小野川の両岸に、黒い板塀と、瓦屋根。舟が荷を運んだ時代の景色が、そのまま続く。伊能忠敬が、ここで暮らした。日本地図を作っ…
川沿いに、江戸が残る。
佐原。利根川水運で栄えた、商家の町。小野川の両岸に、黒い板塀と、瓦屋根。舟が荷を運んだ時代の景色が、そのまま続く。伊能忠敬が、ここで暮らした。日本地図を作った、あの人。歩いて、日本を測った。
造り酒屋が、いまも仕込んでいる。二百年以上、同じ場所で。川の水運で、酒を江戸へ送った。その商いの名残。蔵の前を、いまも舟が通る。仕込みの季節には、甘い匂いが漂う。
町は、暮らしながら保存されている。観光地でありつつ、人が住み、商いをする。凍結された町ではない。だから、生きている。
舟に乗れば、水面から町を見上げる。蔵の白壁、柳、橋。ゆっくり進む舟の速さが、この町に合っている。
佐原・大祭
千葉に、江戸があった。 香取市佐原。利根川水運で栄えた商業都市。今も、白壁の蔵と運河の風景が残る。「小江戸」という名前は、観光用ではない。本当にそういう街なのだ。 ここに、山車…
千葉に、江戸があった。
香取市佐原。利根川水運で栄えた商業都市。今も、白壁の蔵と運河の風景が残る。「小江戸」という名前は、観光用ではない。本当にそういう街なのだ。
ここに、山車が出る。大きな人形を乗せた山車が、蔵の間の細い路地をゆっくり進む。屋根すれすれを通る。何百年も、そうしてきた。
7月と10月、年に2回。
ユネスコ無形文化遺産「山・鉾・屋台行事」。祇園祭と同じリストに載っている。でも、佐原に来る人は京都の何分の一もいない。
だから、山車が近い。
人の波ではなく、山車を見られる。
江戸の商人が積み上げた誇りが、今も街の中を動いている。
それを見に行くだけで、いい。
小野川の水面に、赤レンガの佐原三菱館が映るのを見ると、ここが水運で栄えた商家町だったことが、すうっと腑に落ちるんです。
利根川の水郷地帯に育まれた土地は、日本酒と醤油をつくり、米をつくり、うなぎ蒲焼の香りを街路に漂わせながら、江戸末期からの建物をそのまま日常として使いつづけているんですよね。佐原の大祭の山車が収められた水郷佐原山車会館を横目に歩けば、祭りがふだんの暮らしの延長にあることも、なんとなくわかってくる。
伊能忠敬が地図を測るまえに長く暮らした旧宅が、観光地として囲われるのでなく、町並みの一部としてそこにあるのも、この土地のぐあいをよく表しているなあと思います。香取神宮まで足を延ばせば、経津主神を祀る社殿の静けさと、門前の空気のゆるやかな変わり目が、散歩の途中にちょうどいい。
樋橋のそばで水音を聞きながらPCを開くような一日も、水郷筑波の自然公園をぐるりと歩く一日も、どちらも同じ場所でできてしまう。そういう、ちょっとぜいたくな使い方ができる街なんですよ、ここは。
千葉県香取市に泊まる
この地に重なるもの
- 香取市佐原
- 下総佐倉油田牧跡
- 伊能忠敬旧宅
- 良文貝塚
- 阿玉台貝塚
- 府馬の大クス
- 香取神宮
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- 水郷筑波
- 佐原
- 小見川
- 十二橋
- 大戸
- 水郷
- 香取
- 香取