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勝沼ぶどう祭り
丘いちめんに、ぶどう棚。 勝沼。日本のワイン発祥の地、とされる。明治のはじめ、二人の青年がフランスへ渡り、醸造を学んで帰った。そこから、この谷のぶどうが始まった。甲州という品種は、…
丘いちめんに、ぶどう棚。
勝沼。日本のワイン発祥の地、とされる。明治のはじめ、二人の青年がフランスへ渡り、醸造を学んで帰った。そこから、この谷のぶどうが始まった。甲州という品種は、薄い黄金色で、和食に合う。
十月、収穫を祝う祭り。ワインの無料試飲。地元のぶどうが、振る舞われる。丘の斜面は、日当たりがよく、水はけがいい。ぶどうに、ちょうどいい。
ワインの川、という催しがある。大樽からあふれる赤を、足元の樋に流し、すくって飲む。行儀は、よくない。だから、楽しい。
丘の上から、甲府盆地が見渡せる。遠くに、南アルプス。秋の日に、ぶどうの匂いと、少しの酔い。収穫の、いい季節。
甲州葡萄の棚が、扇状地の斜面をゆるやかに覆っているんですよね。その土地で醸した勝沼ワインを、図書館の棚に並ぶぶどう関連の資料と一緒に眺めていると、産業と暮らしと歴史が、ここではひとつながりになっているんだなあ、とじんわり気づきます。
塩山駅を降りて少し歩くと、古刹がいくつも出てきます。恵林寺、向嶽寺、大善寺——寺の数だけ、武田氏の時間が地面に積み重なっていて、散歩のたびにその厚みにぶつかる感じがするんです。甘草屋敷のような江戸期の民家も残っていて、建物を見ながら歩くだけで、ふだんの午後がちょっと別の密度になります。
塩山温泉は穴場という言葉がよく似合う、しずかな湯で、長く滞在するほどその落ち着きが体に馴染んでくるんです。秩父多摩甲斐の自然公園が背後に広がり、鶏冠山の稜線が空に立っている。ワインと古刹と山の気配が、ごく自然に同じ風景の中に収まっている土地って、そうそうないんですよね。
山梨県甲州市に泊まる
この地に重なるもの
- 大善寺本堂
- 甲州市塩山下小田原上条
- 勝沼氏館跡
- 甲斐金山遺跡 黒川金山 中山金山
- 向嶽寺庭園
- 恵林寺庭園
- 熊野神社本殿
- 熊野神社本殿
- 向岳寺中門
- 熊野神社拝殿
- 雲峰寺仁王門
- 雲峰寺本堂
- 恵林寺四脚門
- 雲峰寺庫裏
- 雲峰寺書院
- 旧高野家住宅(山梨県塩山市上於曽)
- 旧高野家住宅(山梨県塩山市上於曽)
- 旧高野家住宅(山梨県塩山市上於曽)
- 旧高野家住宅(山梨県塩山市上於曽)
- 旧高野家住宅(山梨県塩山市上於曽)
- 旧高野家住宅(山梨県塩山市上於曽)
- 秩父多摩甲斐
- 塩山温泉
- 鶏冠山
- 塩山
- 勝沼ぶどう郷
- 甲斐大和