祭事
深川八幡祭り
Fukagawa Hachiman Festival
祭事 · Festival
三年に一度の夏が、東京の下町に来る。
江東区・門前仲町。富岡八幡宮の例祭。赤坂の山王祭、神田明神の神田祭とならぶ、江戸三大祭りのひとつ。三年を一巡りとして規模が変わり、二〇二六年は、もっとも大きな「本祭り」の年にあたる。
最終日、五十基を超える大神輿が、いっせいに下町を練り歩く。氏子地域を約八キロ。ワッショイ、ワッショイ。そして、この祭りの名物が「水かけ」だ。沿道の人々が、バケツやホースで、清めの水を担ぎ手に浴びせる。担ぐ人も、見る人も、ずぶ濡れになって笑う。
もとは、担ぎ手の無事を願って水と塩をかけたのが始まりという。祈りが、いつしか街じゅうを巻き込む夏の遊びになった。
江戸の粋と、真夏の熱気。三年分の待ち遠しさが、この五日間にあふれる。都心の真ん中に、これほど濡れて笑える夏が、まだ残っている。
ONSEN
同じ県の、湯