祭事
青森県八戸市 市中心街・長者山新羅神社
八戸えんぶり
Hachinohe Enburi: Going Out into the Snow to Call In Spring
祭事 · Festival
春を、呼びに行く。
2月17日から20日、青森・八戸。
えんぶり。
馬の頭をかたどった烏帽子をかぶった太夫が、
頭を大きく振り、地を摺るように舞う豊作祈願の田楽。
朳(えぶり)という農具の名が、
そのまま芸能の名になった。
雪のなか、30を超えるえんぶり組が町を練る。
朝の一斉摺り、日中の門付け、
夜は、かがり火えんぶり。
炎のそばで舞う姿に、冬のいちばん深い美しさが出る。
合間には子どもたちの祝福芸。松の舞、えんこえんこ。
800年続くとされる、国の重要無形民俗文化財。
八戸の冬は長い。
だから春を待つのではなく、呼びに行く。
烏帽子の前立てには、牡丹や椿の造花。
組ごとに意匠が違い、見比べるのも楽しみのうち。
摺りには「どうさいえんぶり」と「ながえんぶり」の二流あり、
テンポの速さで見分けられる。
屋台にはせんべい汁の湯気。
寒さと湯気も、この祭りの一部。
会場は市中心街と長者山新羅神社。
2月の八戸は氷点下。
防寒は、やりすぎくらいでちょうどいい。
ONSEN
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