祭事
灘の酒蔵開き
Nada Sake Brewery Open Days
祭事 · Festival
海と山の、あいだの細い帯。
神戸、灘五郷。日本最大の酒どころ。全国の酒の、四分の一をつくる。六甲おろしの寒風と、宮水と呼ばれる硬水。酒づくりに必要なものが、この狭い土地に、たまたま揃った。
冬、新酒の季節。各蔵が、順番に蔵を開ける。搾りたての生酒を、その場で。まだ荒い、若い酒の味。一年で、いまだけ。樽の匂いが、蔵に満ちている。蔵人の話を聞きながら、ひと口。
宮水は、井戸ごとに味がちがうという。蔵人は、水を聞き分ける。灘の男酒、と呼ばれる。きりりと辛口。料理に負けない強さ。
震災で、多くの蔵が倒れた。木造の蔵が、瓦礫になった。それでも、いくつかは建て直され、いまも仕込んでいる。冬がくるたび、また搾る。
ONSEN
同じ県の、湯