産地の仕事
石川県 輪島市河井町ほか
輪島 漆の工房と漆芸美術館
Wajima Lacquer Workshops and Museum
まちとなりわい · TOWNS & TRADES
下地から蒔絵まで分業する工房が町に残り、美術館で工程の展示と輪島塗の作品を見られる。
この場所の物語
1つの椀ができるまでに124に分かれた工程が入っていて、輪島市の河井町のあたりには工房が町の中に散らばっています。下地から蒔絵までをそれぞれ分けて受け持つ形で、美術館では工程の展示と作品をあわせて見ることができるんですよ。組合に入っているのは、漆器の店と職人の両方なんですよね。
1人が全部を作るのではなく、町ぜんぶで1つの椀を仕上げます。布を貼り、地の粉を混ぜた下地を重ね、研いでまた塗るという工程が124に分かれているのには理由があるんですよ。丈夫にするための手間がそのまま数になったということですが、2024年の地震で住宅と工房の被害が大きくなりました。
回復は途上にあり、町の様子はいまも動いていることになります。分業は続けるには人数が要るということでもあって、いま輪島が抱えている課題はそこに直接かかっているんですよね。建物と人が一度に減ると工程のどこかが欠けてしまうので、輪島塗が丈夫だという話は、それを支えてきた町の話なんですよ。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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