温泉
この場所の物語
駅のホームを降りたら、もう足湯がある。瓦葺きの屋根の下、ヒノキの席に腰かけて、日本海の風をすこし感じながら浸かれるんです。浜坂温泉は1978年に偶然見つかった湯で、その若さがふしぎと町の空気に合っている。全国でもめずらしいほど多くの家々に湯を配るしくみをつくり、省エネルギーのモデルとして国に認められた、どこかまじめでたのしい温泉地なんですよ。
ユートピア浜坂や松の湯で歩いて外湯めぐりができるから、長く泊まるほどに生活のリズムができてくる。味原川のまわりには古い家並みが残っていて、そこを歩くと時間の重なりをちゃんと感じるんだなあ。但馬御火浦の海岸線を目の前にしながら湯に浸かるという体験は、訪日客にとってここでしか手に入らない固有の感触だと思うんです。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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