ONSEN 宮城県
東鳴子温泉
Higashi-Naruko Onsen
鳴子温泉郷
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温泉

川のそばに、ちょっと古びた宿がぽつぽつと並んでいるんです。東鳴子温泉というところは、にぎやかな鳴子の中心からすこし離れただけなのに、時間の流れがふっと変わるんですよ。荒雄川の水音を聞きながら歩くと、ここが江戸のころから仙台藩の御殿湯だったことが、なんとなく腑に落ちるんです。

湯はモール泉の性格を持っていて、宿ごとに色も手ざわりもちがうのがふしぎなんだなあ。赤湯、田中温泉と呼ばれる源泉の系統があって、重曹泉がぬるりと肌をつつむ浴槽もあれば、鉄っぽい赤い湯もある。自炊ができる素泊まりの宿が残っているから、一週間、二週間と浸かりつづける暮らしがふだんのこととして成り立つんです。

多拠点で暮らす人にとっては、生活の延長線にそのまま湯がある、という感覚がうれしい場所だと思います。訪日の旅人には、観光の華やかさではなく、日本の湯治という習慣そのものに触れられる静けさがここにはあるんですよ。陸羽東線の東鳴子駅に降りると、もうそこが温泉街の入り口で、よけいな移動がいらないのもいいんです。

基本情報
所在宮城県
温泉郷鳴子温泉郷

宮城県大崎市の鳴子温泉郷に位置する、荒雄川河畔の湯治場。赤湯・田中温泉を中心に、モール泉の特徴を持つ多彩な泉質が湧き出し、江戸時代から仙台藩の御殿湯として栄えた。

地図
歴史
837年鳥谷ヶ森爆発, 赤梅の湯, 仙台藩御殿湯, 松尾芭蕉, 元禄2年通過, 天保元年開放, 1910年大洪水, 1952年東鳴子駅開業
アクセス
陸羽東線東鳴子駅利用。国道47号に接続。鳴子温泉中心街から約1.5km南東。
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