ONSEN 宮城県
鳴子温泉
Naruko Onsen
鳴子温泉郷
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温泉

湯の匂いが、駅に降りたときからもう届いてくるんです。鳴子温泉というところは、足もとの地面そのものが温かくて、ここでは大地がずっとしゃべり続けているような、そんなふしぎな感じがあるんですよ。泉質がひとつの町のなかにいくつも混在していて、浸かるたびにお湯の手ざわりがちがう。

それがこの土地のいちばんの個性なんだなあ。千年をゆうに超える時間のなかで、ひとびとはここに長く滞在して、からだを治し、こけしを削り、暮らしの延長のように湯に通ってきたんです。松尾芭蕉がすこし足をとめた道すじでもあって、旅人が素通りできない空気がふだんから漂っている。

泊まるなら一泊ではもったいなくて、数日いて、ようやくこの町のリズムに体がなじむ。多拠点の暮らしの候補地として見ると、静けさと生活のインフラがちょうどいい塩梅で重なっているんですよ。海の向こうから来た人には、潟沼の青い水面と、湯けむりの立ちのぼる路地を歩くだけで、日本の温泉というものの原型がすっと伝わるはずです。

基本情報
所在宮城県
温泉郷鳴子温泉郷

宮城県大崎市にある古湯で、飯坂温泉・秋保温泉とともに奥州三名湯に数えられる。栗駒国定公園内に位置し、7つの泉質が楽しめる豊富な温泉地として知られている。

地図
歴史
玉造湯, 837年火山活動と温泉湧出, 843年温泉神に神階, 927年延喜式に記載, 陸奥の名湯, 亀若伝説, 遊佐氏, 江戸時代繁盛湯治場, 松尾芭蕉通過, 玉造八湯
アクセス
鳴子温泉駅(JR陸羽東線)。仙台と酒田を結ぶ出羽仙台街道の経由地。
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