野菜・豆の料理
群馬県 嬬恋村
花いんげんの煮豆
さちとあじ · FOOD & DRINK
高冷地で育つ大きな豆を甘く煮る。一粒が親指ほどある。
この場所の物語
一粒が、大人の親指ほどもあるんですよ。花いんげんは、べにばないんげんという豆です。乾かして保存するので、食べるには柔らかく煮るしかありません。群馬県の中之条町、嬬恋村、草津町、長野原町の、標高900から1300メートルのところで育ちます。
江戸の末に日本へ入ってきましたが、花が大きくて綺麗なので、そのころは眺めるために植えられていました。食べるようになったのは明治の札幌農学校からで、本格的に作られるのは大正からです。低い温度を好むので、暖かい土地では花が咲いても実になりません。
一晩水に浸けて、たっぷりの水で煮て、冷まして、水を替えてまた煮る。それを二、三回繰り返してから、砂糖と塩で煮含めるんですよ。祭りにも冠婚葬祭にも出ますし、神棚へ供える家もあるそうです。眺めるために連れてこられた豆が、いまは供えものになっています。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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