丼・飯
広島県 福山市
うずみ
さちとあじ · FOOD & DRINK
具を飯の下に埋めて出す。倹約を命じられた時代の隠し方だと伝わる。
この場所の物語
蓋を開けても、白い飯しか見えません。椀の底に具を入れて、その上から飯を盛るからなんですよ。箸を入れて、はじめて中身がわかります。広島県の福山に伝わるもので、旬は11月から1月にかけてになります。
入るのは牛蒡、里芋、人参、大根、椎茸、豆腐、小海老、鶏肉、鯛。下ごしらえをしたものを盛って、出汁の汁をかけ、その上から飯をかぶせます。江戸のころ、この土地では倹約が命じられていました。贅沢なものを人前で食べられない。それで、具を飯の下へ埋めたのが始まりだと言われています。
うずみ、というのは埋めるという言葉から来ています。出汁は土地で違って、瀬戸内の南のほうはいりこ、北の山あいは干し椎茸を使うそうです。昭和40年代までは、秋の実りを祝うための料理でした。1990年からは学校の給食にも出ています。隠すために作った形が、そのまま残りました。
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一日では、たぶん足りない。
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