一次産業/観光・宿
広島県 福山市鞆町
鞆の浦
Tomonoura Tidal Harbour
まちとなりわい · TOWNS & TRADES
常夜燈や雁木、船番所跡など港の施設が残り、斜面の路地を上ると島々の眺めが開ける。
この場所の物語
潮が変わるのを待つ、というためだけに使われてきた港があります。鞆の浦は鞆町にあって瀬戸内の潮が東西から出会う場所で、潮の向きが変わるまで船をここに止めておきました。常夜燈や雁木、船番所の跡がひととおり残っていて、待つための港がどう作られたかを順に見て回れるんですよ。
雁木は、どの高さでも船を着けられる石の階段になります。潮位の変わる港には、欠かせない設備だったんですよね。2017年の11月に重要伝統的建造物群保存地区へ選ばれていて、福山市の市街までは車で30分、漁業と宿が主な仕事です。
斜面の路地を上っていくと、視界がふっと開けてくるんですよ。港の外に浮かぶ島々がそこから見えることになりますし、待つ港は通り過ぎる港より施設が要るものなんですよね。人と船が何日も滞在するので宿と食べる場所と修理の場所が要り、残っているものの多くは待ち時間から生まれた設備だと思います。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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