菓子
島根県 出雲市
出雲ぜんざい
さちとあじ · FOOD & DRINK
紅白の白玉を入れた小豆の汁。神在の行事に供えた餅の汁が始まりとされる。
この場所の物語
甘いものと、めでたい日と、神事とが、一つの色でつながっているんですよ。汁の赤は、そういう色なのだと思います。小豆を煮た汁のなかへ、紅白の白玉を落としていきます。ただ、それだけで出来ている椀なんですよね。島根県の出雲で、旬は10月から1月にかけてになります。
出雲では、旧暦の10月に神が集まると言われます。佐太神社では11月25日に神等去出の神事があり、そのとき、供えていた餅と小豆を一緒に煮て、また供えました。これを神在餅と呼んでいたそうです。じんざい、が訛って、ぜんざいになったのだといいます。そういう説が残っているんですよ。
松江藩の地誌にも、祭りの日に人々が餅を小豆で煮て食べ、これを神在餅と言う、と書かれています。それで、この土地がぜんざいの発祥だとされてきました。出雲では、正月の雑煮も小豆の汁です。名前の来かたのほうが、ずいぶん変わっています。味の話ではなく、神事の話から名が付いた菓子になります。
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一日では、たぶん足りない。
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