焼き物
宮城県 気仙沼市
気仙沼ホルモン
さちとあじ · FOOD & DRINK
豚の内臓を味噌だれに漬けて焼き、千切りキャベツにウスターをかけて添える。
この場所の物語
焼肉の皿に、生の野菜が載っています。添えるのは、千切りのキャベツにウスターソースをかけたもの。この組み合わせには理由があるんですよね。遠洋の漁から久しぶりに港へ帰ってきた船乗りが、野菜の足りていない体で店に入る。そこへ千切りのキャベツを一緒に出したのだといいます。
宮城県の気仙沼でホルモンが広まったのは、80年ほど前のことだそうです。町には食肉の処理場があって、豚の内臓は基本的に捨てられていました。それを安く分けてもらって食べたのが始まりだと伝わります。
国産の豚の内臓を、にんにくと味噌のたれに漬け込んで焼きます。ソースのほうは、三重の豚肉のステーキの味付けと関わりがあるようです。捨てられていたから内臓があり、船が長く出ているからキャベツがある。海の話を一言もせずに、皿が二つとも語っています。焼肉のつもりで頼むと、航海の話が出てくることになります。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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