祭事
岩手県一関市東山町長坂字町裏467
猊鼻渓の紅葉
Geibikei Gorge: The Song Comes on the Way Back
祭事 · Festival
この場所の物語
帰りの舟で船頭が唄いはじめる、というのが岩手の猊鼻渓の舟です。見頃は例年10月中旬から11月上旬で、行きは川をのぼり、棹を1本岸の岩に突いて舟をゆっくり押し上げていきます。そのあいだ唄はなく、石灰岩の白い壁が両岸に立っているだけなんですよ。
10月のなかばになると、その白い壁の上から赤が降りてきます。高いところが先に色づいて、水ぎわが染まるころがいちばんの見頃になるんですよね。折り返すと舟は流れに乗るだけになって、そこでげいび追分という唄がはじまります。
明治のころ、この土地の人が北海道へ渡って江差追分を習って帰ってきました。海の唄が山の谷にあるわけで、舟の首は尖っておらず平たくて広く、馬を渡していたころの形を受け継いで杉でひと月かけて造るそうです。同じ水の上をのぼるときと下るときの2度通り、見えるものが変わって、帰りには唄がつくんですよ。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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