鍋・汁
宮崎県 高千穂町
高千穂の神楽宿の膳
さちとあじ · FOOD & DRINK
夜通しの神楽の場で振る舞われる煮しめと汁。集落ごとに献立が受け継がれている。
この場所の物語
氏神を家へ招くので、宿を務めるのは大変な名誉になります。毎年11月の中ごろから、翌年の2月の初めまで行われます。高千穂の町内、18の集落で舞われるんですよ。夕方から翌日の昼近くまで、ほしゃどんと呼ばれる舞い手が神楽33番を舞います。場所は、神楽宿と呼ばれる家になります。
ただ、屋根を葺き替えたり畳を替えたりという負担もあるそうです。だから近ごろは、公民館で行う集落が多くなりました。観光の客でも、受付をすれば一夜限りの氏子になって見学できます。寸志として焼酎を2本か3本、あるいは初穂料として2000円から3000円を納めるのが作法だといいます。夜通しの途中には、直会と呼ばれる儀式が入るんですよ。
神と里の人がともに食べて、神人一体になるための時間なんですよ。おにぎりや煮しめを、見物の客にも振る舞う宿があります。献立のほうは、集落ごとに受け継がれているそうです。煮しめと汁が、そのとき座敷の板の間いっぱいにずらりと並びます。舞と食べものが、同じ夜のなかに入っています。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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