魚介の料理
島根県 隠岐の島町
トビウオの刺身
さちとあじ · FOOD & DRINK
初夏に群れで来る飛魚を生で食べる。身は締まって、脂が少ない。
この場所の物語
脂が無いのは、たぶん飛ぶためなんですよ。飛魚は、水面を飛び出す姿が飛躍を思わせるといいます。それで1989年に、島根の県の魚に定められました。地元の人たちは、これをあごと呼んでいるんですよ。漁は5月に初漁を迎えて、8月に終わることになります。
初夏になると、産卵のために沿岸へたくさん寄ってきます。身は筋肉質で、脂がほとんどありません。だから、たいへんさっぱりとして淡白な味になります。6月から8月ごろは体に栄養を蓄えているので、そこが旬とされているんですよ。鮮度のいいものを、そのまま刺身で食べます。
飛ぶ魚だから身が締まっているのだろう、と勝手に思っていました。ところが、脂の無さのほうに理由があるようです。水を離れる生き物は、要らないものを持たないのだと思います。県の魚に選ばれた理由も、味ではなく飛ぶ姿のほうでした。台所は、その造りの結果を受け取っているだけになります。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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