祭事
永観堂の紅葉
Eikando Temple Autumn Leaves
祭事 · Festival
古くから、もみじの永観堂。
京都の数ある寺のなかで、紅葉といえばまずここ、と言われてきた。千年以上前から、その名がある。境内の楓は、約三千本。
見返り阿弥陀、という像がある。顔だけ、うしろを振り向いている。遅れてくる者を、待つように。ふつうの仏像とは、向きがちがう。永観という僧が見た、振り返る阿弥陀の姿、と伝わる。
石段を上ると、多宝塔から市街が見える。眼下に、赤の海。京の町が、紅葉ごしに広がる。放生池に、紅葉が映り込み、水と空の境が消える。
夜間拝観の人出は多い。覚悟はいる。並ぶことも、ある。それでも、振り返る阿弥陀の前では、みな少し静かになる。紅葉が、祈りの色に見えてくる。
ONSEN
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