一次産業/通勤圏の勤め
宮崎県 日向市 美々津
美々津
Mimitsu Shipping Agents' Town
まちとなりわい · TOWNS & TRADES
耳川河口の廻船問屋の町。虫籠窓と京格子の町家が三本の通りに並び、路地が海へ抜ける。
この場所の物語
京格子と呼ばれる上方の形が、この町の町家にそっくりそのまま入っています。美々津は耳川の河口にひらけた廻船問屋の町で、虫籠窓と京格子を持つ町家が3本の通りに沿って並んでいるんですよ。この形がここにあるのは船で上方と行き来していたからで、意匠が航路に沿って運ばれてきた例のひとつになります。通りは海と平行に3本走っていて、そのあいだを細い路地が何本も海のほうへ抜けているんですよ。
1986年の12月に重要伝統的建造物群保存地区へ選ばれていて、日向の市街までは車で20分ほどの距離です。日豊線の駅があるので、延岡の方面へも在来線で通うことができる場所になっています。不便な港町というわけではありません。
船で結ばれた町というのは、陸続きの隣よりも遠くの町のほうと似てくるんですよね。隣の集落よりも上方の港のほうが行き来が多かったので、建て方や暮らしの形のほうが、陸続きの近所ではなく航路の先にある町と揃っていきました。地図の上の距離と、文化の上の距離とは別のものだ、ということになります。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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