温泉
この場所の物語
神門神社の裏から、ある日ふいにお湯が湧き出てきたんです。それが1996年のこと。ずいぶん最近の話なのに、まるでずっとそこにあったみたいな顔をしている、そんなふしぎな温泉地なんですよ。九州山地の麓、百済の王族が祀られた土地に、ナトリウムと炭酸水素塩をたっぷり含んだぬるめの湯が静かに流れています。
山霧に浸かっていると、時間の流れがすこしだけゆっくりになる感じがするんだなあ。長く滞在する人にとっては、その体にやさしい泉温がふだんの体をほぐしてくれると思うんです。生活の拠点として考えるなら、バスで日向市駅まで出られるという距離感が、世界とのちょうどいいつながりになるかもしれない。
訪日客には、百済という朝鮮半島の王朝の記憶がこの山間に眠っていることが、きっとふしぎな手触りとして残るはずです。歩いて神社の境内に入ると、湯の起源と歴史がひとつに重なる場所に立っていることに気づくんです。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
※上記リンク経由のご予約はAURAの運営を支えます(料金は変わりません)
まわりを読む